socket.recvfrom()で返ってくるアドレスがおかしい?

Python 2.6.1 (r261:67517, Dec  4 2008, 16:51:00) [MSC v.1500 32 bit (Intel)] on
win32
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> import socket
>>> s = socket.socket(socket.AF_INET, socket.SOCK_STREAM)
>>> s.connect(('www.google.co.jp', 80))
>>> s.sendall('GET / HTTP/1.0\r\n\r\n')
>>> data, address = s.recvfrom(8192)
>>> print address
(0, '\x00\x00\x00\x00\x00\x00\x00\x00\x00\x00\x00\x00\x00\x00')
>>>

socketの使い方はこれで合っているのか自信が無いけど、どうなんだろうこれ。
IronPython の socket.recvfrom() の不具合:ある nakagami の日記:So-netブログ
IronPython - View Issue #5814: recvFrom in the socket module always returns 0.0.0.0,0 as the remote address
IronPythonでも同じ挙動が出るようで、CPython 2.5.1でも書いてあるんですがこれと同じ?

「ルミンA」という医薬品

最近、ドラッグストアでやけにプッシュしているのを見かける医薬品、ルミンA。
大きなPOPを作っていたり、箱をピラミッド状に積み上げて目立つようにしたりとかなりの力の入れよう。
値段はけっこう高く、120錠入りで9000円ほど、ネット通販でも概ね変わらず。
http://www.rakuten.co.jp/e-katorea/551969/

”細胞賦活用薬”ルミンA-100γ120錠
【送料無料スペシャル】【10周年セール】
 当店通常価格9,975円 (税込み)のところ
 価格 9,500円 (税込9,975円) 送料込

一体どういう薬なのか、手元のチラシから引用すると

ルミンAの有効成分クリプトシアニンO.A.コンプレックスは、
細胞組織を賦活し、その生長を促進させ、
細網内皮系の機能を高め、
細動脈の血行を旺盛にします。

とのこと、分かったような分からないような……
効能・効果としては

  • 急性化膿性疾患
  • 末梢神経性疾患
  • 急性・慢性湿疹(蕁麻疹など)
  • 一般創傷
  • 熱傷
  • 凍傷
  • 汗疱性白癬

を表示しています。

ルミンAの有効成分について

ルミンAの主成分は「クリプトシアニンO.A.コンプレックス」です。感光色素のひとつで、無臭で緑色に近い粉末です。

感光色素である成分がどう効くのかよく分からなかったので、質問系サイトを中心に調べてみました。
医学に詳しい方、「ルミンA」という薬を検証してください。 http://www.rakuten.co.jp/e-katorea/551969/

ルミンAの主成分とされるクリプトシアニンO.A.コンプレックスについて検索を行いましたが、同商品を宣伝するサイト以外ではっきりとその作用機序に関する説明を行っているサイトは発見できませんでした。

また、クリプトシアニン(Cryptocyanin)をキーワードに全世界の医薬系論文の主な検索サイトである「PubMed」でサーチしてみましたが、わずかに5本の論文がみつかっただけに過ぎず、しかもほぼいずれの内容もルミンAの謳い文句に合致するものとは言えませんでした。

唯一、日本国内の医薬系論文の検索サイト「メディカルオンライン」で以下の論文を見つけましたが、発行年が非常に古く、それ以降の研究発表は行われていないようです。

保存血液の変性阻止に対するシアニン系感光色素プラトニンの効果に就て

内藤昌(名大今永外科)、日本輸血学会誌, 6(1) : 37-38, 1959.

ここまでの情報からは、ルミンAに関する医学的エビデンスは国内のごくごく一部に限られたものであり、少なくとも世界的に認められたものではないことが判ります。また、同商品の主成分に関する研究については、少なくとも1960年以降目立った成果として発表されてはいないことも判ります。研究が行われていない訳ではないのでしょうが、現在何処の機関がどれくらいの規模で研究を継続しているのかについては、詳細不明としか言い様がありません。服用効果についても、体験談以上のレベルで客観的に確認できるものは無く、真偽の程は不明です。ルミンAに関する項目で少なくとも(※ネット上において)事実として判明している部分は、:

・発見者とされる波多野輔久なる人物が実在し、感光色素に関する研究発表を行った。

※「シアニン系感光色素の強心、利尿、呼吸促進作用の発見」と言う報告はかなりマイナーな国内報告の可能性が高い

の一点しかありませんでした。各宣伝で謳っているような効能が本当に確実性を持っており、かつそれを厚生労働省が認めているのであれば、とっくの昔に大規模臨床試験が行われて治療補助薬として一般に処方されているはずです。しかし、実際の医療現場でこの素晴らしい医薬品の存在を知る人が殆ど無く、これらを処方されたことがある患者が近辺に全くいないという現実は何を物語っているのでしょうか?宣伝によると、すでに本格的研究が始まって数十年が経過してその驚異的な効用が解明されているとされていながら、その片鱗すら一般の方々の耳に伝わってこないという乖離について説明が出来る人に是非会ってみたいものです。

http://manmaru-sinbun.com/2000/04/no5.php

結論ですが、効果の程はさておき、2008年現在において、ルミンAが利益重視の大手製薬会社の目に留まるような治療薬のメジャーに位置していない事だけは確かなようです。

御粗末さまでした。

ルミンAについて、教えて下さい。|AskDoctors(アスクドクターズ)

まず一般論から述べさせていただくと、「副作用の無いものは効果も期待できない」「厚生省認可は効能を保証しない」の2点は強調しておきます。

さて、このルミンAなる物質については、私も聞いたことはありましたが詳細は知らなかったので、改めて調べてみました。成分は「クリプトシアニン O.A.コンプレックス」という感光色素の一種で、旧日本軍で開発されていた「虹波」というらい病治療薬(効果があったとの報告はなし)がその原点であり、1950年代に「ルミン A」の名で発売されたということくらいまでは調べがつきました。残念ながら、アレルギー体質に効果があるとか、抗生物質としての効果があるとかについての学術的な記録は極めて乏しく、販売 に関連している人たちが「厚生省認可」を高らかに掲げて夢のような効能を謳いつつ商売している、という状態のようです。

ところで、「○○には効果がない!」と断じることは我々でもなかなかできません(科学的には「ない」ことを証明するのは不可能なので)。したがって、私も「ルミンAに効果がない!」とは断言しません。しかし、ロクな参考文献などの提示もなしに、50年前の薬が、癌などにも効くとしながら副作用なしとの謳いで、非常に高い値段で販売されてい ることを総合すると、少なくとも効能書きに載っているような効果は期待しない方がいいと思います。

以上、効果に関してはかなり疑問があるようで、正直怪しいなぁという印象が強いです。
旧日本軍という話は、1994年6月26日号のサンデー毎日の特集記事「ベールを脱いだ夢の物質『ルミン』」から出てきたようです。
まんまる新聞: 細胞から病気を治す医薬品の話No.149
「虹波」で検索するといくつか記事があり、CiNiiでも古い論文が数編ありました。
厚生労働省の認可は、一般用医薬品販売制度ホームページ第三類医薬品で確認することが出来ました。

84 クリプトシアニンO.A.コンプレックス

第三種医薬品ということは、改正薬事法の下でも通信販売が出来る、ということでしょうか。

ガンに対する効能

ルミンAについて検索していると、ガンに対する話題が出てきます。
http://plaza.rakuten.co.jp/napple0815/diary/200811250000/

生体内のガン細胞への防御システムは“ルミンA”を大量に投与すると大幅に強化される。

投与するとリンパ球・マクロファージがより活性化され、リンホカイン→サイトカインが生成される。

生成されたサイトカインがガン細胞を攻撃し、溶かす。

“ルミンA”はBリンパ細胞→Tリンパ細胞→マクロファージを大幅に活性化させ、“ルミンA”非投与の普通のリンパ球は約30個でガン細胞を溶かすのに対して、
“ルミンA”を投与した場合は、3分の1の約10個でガン細胞を溶かす。

ガンの中でも特に扁平上皮ガン(皮膚ガン・食道ガン・喉頭ガン・胃ガン)は、
“ルミンA”その他の免疫療法が非常に良く効くことがわかった。

また、“ルミンA”を投与すると、リンパ球が活性化されるだけでなく、第3の免疫と最近注目されている4型コラーゲンが、
大幅に増殖し、ガン細胞を攻撃し、カサブタ(瘢痕)化し、死滅させてゆく。

副作用のない“ルミンA”はガン予防・ガン再発・転移予防に最適な薬だろうと思うし、抗ガン剤の副作用を減らせる薬でもある。
代替医療として医療の現場で用いている医師もいらしゃいます。

上で取り上げられている論文はCiNii 論文 -  マクロファージ活性と癌線維化の病理 -シアニン系感光色素ルミンによる光化学的癌免疫療法-のようです。
ルミンAのガンに対する効果の説明は、この論文にだけ沿っているサイトがほとんどでした。
これまた怪しいなぁという印象です。

ルミンAの体験談

体験談はブログや掲示板に山ほどあり、ルミンAを飲んで効いた・効かなかったという話が数多くあります。
気になったのは溽瘡(じょうそう)いわゆる床ずれ対策にルミンAを飲むのではなく擦り込むという書き込みがありました
20年間 親の介護してるけど何か質問ある?【働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww】

溽瘡の予防をしてる?
体位交換とか大変だとおもうけど

>>103
体位交換ばかりしています だから腰がやられてます
じょくそうの予兆に気づくプロです
いざポッチを発見してもルミンAをすりつぶしてすりこめばもう大丈夫
でもポッチ発見すると残念 情けなくなる

とのこと、皮膚に擦り込むというのはこの書き込みしか見つけられませんでした。
血行が改善される、のかなぁ?

SSって

http://anond.hatelabo.jp/20081221032005

僕はネット小説が凄く好きだ。7年弱読み続けた。

http://anond.hatelabo.jp/20081222112831

私が二次創作SSを読み始めたのはパソコン通信からネットへの過渡期だったと思います。

http://d.hatena.ne.jp/machida77/20081225/p1

色々な分野を知りすぎていて今一つまとめにくいため、書いていてかなり散漫になってしまった。

その当時の雰囲気含めての二次創作だから、後から追いかけるのが難しいですよね
本という形で残る同人誌と違って、特に二次SSは時期が過ぎるとサイトごと消えてしまったり。
Internet Archiveには本当に便利だけど、完全ではないし。
これからも好きなものをリアルタイムで読んでいきたい。

Pythonでの継承クラスから基底クラスのメソッド呼び出しにおけるsuper関数の振る舞い

Pythonで継承したクラスが基底クラスのメソッドを呼び出しする場合に
2種類の方法があるようです。

# -*- coding: cp932 -*-
class A(object):
    def test(self, x):
        return x

class B(A):
    def test2(self, x):
        return super(B, self).test(x) #super関数を使ってBの上位クラスを呼び出す
    def test3(self, x):
        return A.test(self, x) #Aのインスタンス.test(x)と同じ

if __name__ == '__main__':
    b = B()
    print b.test2('abc')
    print b.test3('def')

実行結果は下のようになります。

abc
def

Pythonライブラリリファレンスでのsuper関数の説明では

super(type[, object-or-type])
type の上位クラスを返します。返された上位クラスオブジェクトが非バインドの場合、二つめの引数は省略されます。二つめの引数がオブジェクトの場合、isinstance(obj, type) は真でなくてはなりません。二つ目の引数が型オブジェクトの場合、issubclass(type2, type) は真でなくてはなりません。 super() は新スタイルのクラスにのみ機能します。

と上位クラスを返すと書いてあるのですが、
書いたコードを考えてみると「super(B, self)」と「A」は同じじゃないのかな?と混乱してきました
もし同じだったらsuper(B, self).test(x)のtestメソッド呼び出しにselfも渡す必要があるはずです。
いろいろ調べる中、下のコードを書いて実行すると

class A(object):
    def test(self, x):
        return x

class B(A):
    def __init__(self):
        self.hoge = super(B, self).test
        self.hoga = A.test

if __name__ == '__main__':
    b = B()
    print b.hoge
    print b.hoga

その結果は

<bound method B.test of <__main__.B object at 0x0204A430>>
<unbound method A.test>

となりました。
bound methodやunbound methodって何だろうと思って検索したところ、詳しく説明してるところがありました。
http://d.hatena.ne.jp/tomapd/20060427/1146135987

Python においてメソッドはユニークな性質を持っており、bound されているか unbound か、明確な違いがある。bound / unbound とは、そのメソッドが特定のインスタンスに属しているか、いないかという言い方が出来ると思う。

unbound メソッドを使うためには、"self" に相当するインスタンスを与える必要がある。
一方で、bound メソッドは関数として使うことができる。

ということでsuper関数を用いて参照したメソッドはbound methodでそのまま関数として使える。
そしてクラスから参照したメソッドはunbound methodで「A.test(self, x)」のようにインスタンスを渡さなければいけない。
結果として「super(B, self)」と「A」は同じではないということのようです。
混乱しているけど合っているのだろうか。

出産時のリスクは減らすことが出来るのか

興味深い記事がはてブのhotentryに出ていました.
妊娠のリスク知ってほしい―現役産婦人科医が11か条の心得 | エキサイトニュース
↑の記事のブックマークコメント
妊娠・出産のリスクについて,しっかりと書かれていて考えさせられました.
その中で気になった部分について調べてみました.太字箇所は私です.
素人がいろいろ調べてみたものなので,酷い箇所があったらこっそり教えて下さい.

葉酸の摂取

何だかサプリメントには怪しいのが多いよなとは思うのですが,赤ちゃんの二分脊椎という病気の発症リスクが,葉酸を摂取することによって大幅に減少したという疫学研究結果が報告されています.

葉酸は細胞増殖に必要なDNA合成に関与しています。またホモシステインというアミノ酸の一種が蛋白質の合成に必要なメチオニンという必須アミノ酸に変換される過程に必要とされます。妊娠初期は胎児の細胞増殖が盛んであるため、この時期に葉酸摂取が不足すると胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクが高まることが示唆されています。

へー,こういう役割が葉酸にあったのか.

過去において欧米諸国では神経管閉鎖障害の発症率が高率であったこともあり、発症リスク低減に対する葉酸の効果について、大規模な疫学研究が数多く行なわれました。それらの研究は、受胎前後における充分な葉酸の摂取により、胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクが大幅に減少することを示しました。そこで世界各国で妊娠を希望する女性に対してサプリメントなどの栄養補助食品からの葉酸摂取に関する勧告が出され、また葉酸を添加した食品も普及しました。その結果、欧米諸国での神経管閉鎖障害の発症率は近年著しく減少しています。こうした背景から、日本でも2000年に厚生労働省から神経管閉鎖障害のリスク低減のために妊娠の可能性がある女性は通常の食事からの葉酸摂取に加えて、いわゆる栄養補助食品から1日400μgの葉酸を摂取するよう通知が出されました。

http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-002.html
葉酸サプリメントを飲んだほうがいいみたいですね.

死亡リスクの低減

毎年、約60人の妊婦が出産で死亡しています。

どんな死因なのかなぁと思って元ネタを探してみました.

妊産婦死亡数 1995 2000 2004 2005 2006 2007
総数 85 78 49 62 54 35
直接産科的死亡 67 62 38 45 40 30
 子宮外妊娠 2 5 - 1 4 2
 浮腫、たんぱく尿及び高血圧性障害 19 8 6 5 8 6
 前置胎盤及び胎盤早期剥離等 3 12 3 8 1 3
 分娩前出血 - - - - - -
 分娩後出血 4 11 10 6 7 9
 産科的塞栓症 20 14 8 12 12 -
 その他の直接産科的死亡 19 12 11 13 8 10
間接産科的死亡 18 15 10 17 13 5
原因不明 - 1 1 - 1 -
産科的破傷風 - - - - - -
HIV - - - - - -

平成19年 人口動態調査 妊産婦死亡の死因別にみた年次別死亡数及び率 の統計表
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL02020101.do?method=csvDownload&fileId=000001326377&releaseCount=2
CSVファイルの妊産婦死亡数を表にしました.
「直接産科的死亡」や「間接産科的死亡」といった用語についてはここを参照.
年々妊婦の死亡者数は減ったり増えたりしていますが,出ている年数が少ないのでこれだけだと何とも言えませんよね…『毎年、約60人の妊婦が出産で死亡しています』ってあるけど,2007年の死亡者数が35人だよ?と思う人もいるかもしれませんが,この資料は2008年9月8日公表なので間に合わなかったんじゃないでしょうか.しかし記事中にも挙げられている脳出血はこの死因の中の何処に分類されるのだろう?と思って検索してみると,「脳出血」実は妊産婦死亡のトップかという気になる記事を見つけました.

妊産婦死亡の原因は、国の人口動態調査が最も基礎的なデータです。しかし、この調査の分類法では妊婦の脳出血は、子宮など他の部位の出血と区別されていません。
ここでは、死亡原因を、まず「妊娠・出産に関わる死(直接的産科死亡)か、たまたま妊娠中に起きた問題による死(間接的産科死亡)か」で大別します。妊娠高血圧症候群による血圧上昇によるものなど妊娠が影響した脳出血は「直接産科死亡・出血」とされ、血管の奇形など妊娠と無関係な原因による脳出血は単に「間接的死亡」とされます。

脳出血は上の統計だときちんとカウントされてないのか,うーん.

2005年に亡くなった出産年齢の女性すべてを調べた厚労省調査「乳幼児死亡と妊産婦死亡の分析と提言に関する研究」によると、妊産婦死亡として統計に上がっていなかった妊婦さんの死は22例に及ぶことがわかりました。
この年、人口動態に載っている妊産婦死亡の人数は62名です。
でも実際にはこれより35%も多い84名の妊婦さんが亡くなっていたことになります。
22名の死亡のうち、半数近い10名を脳出血が占めていました。継いで心疾患6例、肺塞栓5例、大動脈瘤破裂1例とすべてを間接的産科死亡が占め、いずれも血流、血管に関わる疾患でした。
こんなにたくさんの妊婦さんが、産科では手に負えない病気で亡くなっていました。現代妊産婦死亡は、産婦人科病棟から救急救命センターへ、その主要な場所をひそかに移し始めていたのです。

「乳幼児死亡と妊産婦死亡の分析と提言に関する研究」はネットで軽く探した限り見つからず.見てみたい.マスコミで盛んに報道されている妊婦さんが亡くなる不幸の背景には,産婦人科医の不足はもちろんですが,産科だけでは対応できない事例が増えてきたからなのかもしれません.
人口動態調査の統計では救急救命センターでの妊産婦死亡を補足出来ないと,日本産婦人科学会が独自にそれらの施設も含めた取得したデータと,「乳幼児死亡と妊産婦死亡の分析と提言に関する研究」とを組み合わせた妊産婦死亡理由の推定順位で1位は脳出血とされています.元記事の11か条の心得では

専門家が考える安全な場所とは、緊急時に、高次の医療機関(産科医と新生児医と麻酔医が揃っていて、帝王切開や未熟児医療ができる体制)か、そこへすぐ搬送できるくらいの近さの産院です。

とありますが,それに加えて脳外科手術の出来る体制の医療機関も確保する必要があるのかもしれません.

脳出血が起きてしまったら、搬送先は、必ずしも産科や新生児科の高度施設である必要はありません。何より大事なのは脳外科手術ができるところへ一刻も早く運ぶということです。それなのに、一般の救急と周産期で情報の一元化がされていないのはまったく納得できない」と中井医師は言います。

脳出血のリスクを減らす

脳出血以外にも様々な命に関わるリスクがありますが,脳出血は産科では適切な対応が難しいと思われるのでそのリスクを減らせるか考えてみました.脳出血のリスクとして,高齢出産が挙げられています.

高齢出産が増えたことも、脳出血を死因の上位に押し上げた一因かもしれません。加齢によって血管が弱くなっているところへ妊娠期の血流量増加が重なるのですから、高齢妊婦さんは血管系の病気にかかりやすい傾向があると推察されます。

また陣痛により血圧が上昇し,脳出血の引き金ともなるとされています.陣痛の痛み,ストレスが脳出血のリスクとなるとなるなら,無痛分娩をすればいいのではないか?と思ったのですが,そう簡単なものではないようです.
慈恵病院/無痛分娩のQ&A/無痛分娩中の陣痛促進剤
など無痛分娩を紹介しているサイトでは,分娩をコントロールするため陣痛促進剤が使用されることがあると書いてありますが,
第66回厚生労働省交渉 陣痛促進剤 薬害・医療被害をなくすための厚労省交渉団
というサイトで,陣痛促進剤の副作用による血圧上昇,それによって引き起こされる脳内出血についての国と市民団体についての交渉が載っています,対して
http://d.hatena.ne.jp/tadano-ry/20071220
では陣痛促進剤の血圧上昇作用について疑問点を挙げておられます.
陣痛促進剤自体の脳出血とのかかわりはあまりなさそうですが,無痛分娩がリスクを下げるかどうかについては良く分かりませんでした.
リスクを下げる,という面から考えていくと,最終的に帝王切開による出産が一番いいのでしょうか?

2chとニコニコ動画のトラフィック

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://anond.hatelabo.jp/20081108144655
こんなエントリがはてな匿名ダイアリに出たのですが、インフラの規模差について何個かコメントが
ちょっと気になったので調べてみました、間違ってたらごめん

2chトラフィック

http://server.maido3.com/pie/にある2ch総転送量のグラフ

http://traffic.maido3.com/VLpv/rTU0/h1Od/
を見ると送信量がピークでも500Mbpsを超えず、送受信量で考えても600Mbps

ニコニコ動画トラフィック

ニコニコ動画のデータは直接は公開されてません
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20361579,00.htm
ちょっと古い2007年11月の記事では

すでにニコニコ動画ではピーク時のトラフィック量が60Gbpsに達し、
「日本のトラフィックの12分の1を使っちゃってる」という状況。

とのこと、2chの100倍ですよ
もう回線だけでかなりのコストが掛かっていると思われます
黒字化するのにも大きなハードルが

Ubuntu8.10メモ続き

サスペンド後に無線LANが動かない

https://wiki.ubuntu.com/IntrepidReleaseNotes/ja

無線LANデバイスのうち、カーネルが提供するath_pciドライバを用いるもの(たとえばAtheros AR5212)を用いている場合、
サスペンドしてレジュームした後にネットワークに接続することができません。
この問題の回避のために、ファイル/etc/pm/config.d/madwifiに以下の1行を追加してください。

SUSPEND_MODULES=ath_pci

これにより、サスペンド時にドライバが自動的にアンロードされ、レジューム後に自動的にドライバが再ロードされるようになります。

と書いてあるのですが,上のように指定してもどうも動かない
いろいろ試してみたところ

SUSPEND_MODULES="ath_pci"

とモジュール名をダブルクォーテーションでくくる必要があるみたい