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「ルミンA」という医薬品

最近、ドラッグストアでやけにプッシュしているのを見かける医薬品、ルミンA。
大きなPOPを作っていたり、箱をピラミッド状に積み上げて目立つようにしたりとかなりの力の入れよう。
値段はけっこう高く、120錠入りで9000円ほど、ネット通販でも概ね変わらず。
http://www.rakuten.co.jp/e-katorea/551969/

”細胞賦活用薬”ルミンA-100γ120錠
【送料無料スペシャル】【10周年セール】
 当店通常価格9,975円 (税込み)のところ
 価格 9,500円 (税込9,975円) 送料込

一体どういう薬なのか、手元のチラシから引用すると

ルミンAの有効成分クリプトシアニンO.A.コンプレックスは、
細胞組織を賦活し、その生長を促進させ、
細網内皮系の機能を高め、
細動脈の血行を旺盛にします。

とのこと、分かったような分からないような……
効能・効果としては

  • 急性化膿性疾患
  • 末梢神経性疾患
  • 急性・慢性湿疹(蕁麻疹など)
  • 一般創傷
  • 熱傷
  • 凍傷
  • 汗疱性白癬

を表示しています。

ルミンAの有効成分について

ルミンAの主成分は「クリプトシアニンO.A.コンプレックス」です。感光色素のひとつで、無臭で緑色に近い粉末です。

感光色素である成分がどう効くのかよく分からなかったので、質問系サイトを中心に調べてみました。
医学に詳しい方、「ルミンA」という薬を検証してください。 http://www.rakuten.co.jp/e-katorea/551969/

ルミンAの主成分とされるクリプトシアニンO.A.コンプレックスについて検索を行いましたが、同商品を宣伝するサイト以外ではっきりとその作用機序に関する説明を行っているサイトは発見できませんでした。

また、クリプトシアニン(Cryptocyanin)をキーワードに全世界の医薬系論文の主な検索サイトである「PubMed」でサーチしてみましたが、わずかに5本の論文がみつかっただけに過ぎず、しかもほぼいずれの内容もルミンAの謳い文句に合致するものとは言えませんでした。

唯一、日本国内の医薬系論文の検索サイト「メディカルオンライン」で以下の論文を見つけましたが、発行年が非常に古く、それ以降の研究発表は行われていないようです。

保存血液の変性阻止に対するシアニン系感光色素プラトニンの効果に就て

内藤昌(名大今永外科)、日本輸血学会誌, 6(1) : 37-38, 1959.

ここまでの情報からは、ルミンAに関する医学的エビデンスは国内のごくごく一部に限られたものであり、少なくとも世界的に認められたものではないことが判ります。また、同商品の主成分に関する研究については、少なくとも1960年以降目立った成果として発表されてはいないことも判ります。研究が行われていない訳ではないのでしょうが、現在何処の機関がどれくらいの規模で研究を継続しているのかについては、詳細不明としか言い様がありません。服用効果についても、体験談以上のレベルで客観的に確認できるものは無く、真偽の程は不明です。ルミンAに関する項目で少なくとも(※ネット上において)事実として判明している部分は、:

・発見者とされる波多野輔久なる人物が実在し、感光色素に関する研究発表を行った。

※「シアニン系感光色素の強心、利尿、呼吸促進作用の発見」と言う報告はかなりマイナーな国内報告の可能性が高い

の一点しかありませんでした。各宣伝で謳っているような効能が本当に確実性を持っており、かつそれを厚生労働省が認めているのであれば、とっくの昔に大規模臨床試験が行われて治療補助薬として一般に処方されているはずです。しかし、実際の医療現場でこの素晴らしい医薬品の存在を知る人が殆ど無く、これらを処方されたことがある患者が近辺に全くいないという現実は何を物語っているのでしょうか?宣伝によると、すでに本格的研究が始まって数十年が経過してその驚異的な効用が解明されているとされていながら、その片鱗すら一般の方々の耳に伝わってこないという乖離について説明が出来る人に是非会ってみたいものです。

http://manmaru-sinbun.com/2000/04/no5.php

結論ですが、効果の程はさておき、2008年現在において、ルミンAが利益重視の大手製薬会社の目に留まるような治療薬のメジャーに位置していない事だけは確かなようです。

御粗末さまでした。

ルミンAについて、教えて下さい。|AskDoctors(アスクドクターズ)

まず一般論から述べさせていただくと、「副作用の無いものは効果も期待できない」「厚生省認可は効能を保証しない」の2点は強調しておきます。

さて、このルミンAなる物質については、私も聞いたことはありましたが詳細は知らなかったので、改めて調べてみました。成分は「クリプトシアニン O.A.コンプレックス」という感光色素の一種で、旧日本軍で開発されていた「虹波」というらい病治療薬(効果があったとの報告はなし)がその原点であり、1950年代に「ルミン A」の名で発売されたということくらいまでは調べがつきました。残念ながら、アレルギー体質に効果があるとか、抗生物質としての効果があるとかについての学術的な記録は極めて乏しく、販売 に関連している人たちが「厚生省認可」を高らかに掲げて夢のような効能を謳いつつ商売している、という状態のようです。

ところで、「○○には効果がない!」と断じることは我々でもなかなかできません(科学的には「ない」ことを証明するのは不可能なので)。したがって、私も「ルミンAに効果がない!」とは断言しません。しかし、ロクな参考文献などの提示もなしに、50年前の薬が、癌などにも効くとしながら副作用なしとの謳いで、非常に高い値段で販売されてい ることを総合すると、少なくとも効能書きに載っているような効果は期待しない方がいいと思います。

以上、効果に関してはかなり疑問があるようで、正直怪しいなぁという印象が強いです。
旧日本軍という話は、1994年6月26日号のサンデー毎日の特集記事「ベールを脱いだ夢の物質『ルミン』」から出てきたようです。
まんまる新聞: 細胞から病気を治す医薬品の話No.149
「虹波」で検索するといくつか記事があり、CiNiiでも古い論文が数編ありました。
厚生労働省の認可は、一般用医薬品販売制度ホームページ第三類医薬品で確認することが出来ました。

84 クリプトシアニンO.A.コンプレックス

第三種医薬品ということは、改正薬事法の下でも通信販売が出来る、ということでしょうか。

ガンに対する効能

ルミンAについて検索していると、ガンに対する話題が出てきます。
http://plaza.rakuten.co.jp/napple0815/diary/200811250000/

生体内のガン細胞への防御システムは“ルミンA”を大量に投与すると大幅に強化される。

投与するとリンパ球・マクロファージがより活性化され、リンホカイン→サイトカインが生成される。

生成されたサイトカインがガン細胞を攻撃し、溶かす。

“ルミンA”はBリンパ細胞→Tリンパ細胞→マクロファージを大幅に活性化させ、“ルミンA”非投与の普通のリンパ球は約30個でガン細胞を溶かすのに対して、
“ルミンA”を投与した場合は、3分の1の約10個でガン細胞を溶かす。

ガンの中でも特に扁平上皮ガン(皮膚ガン・食道ガン・喉頭ガン・胃ガン)は、
“ルミンA”その他の免疫療法が非常に良く効くことがわかった。

また、“ルミンA”を投与すると、リンパ球が活性化されるだけでなく、第3の免疫と最近注目されている4型コラーゲンが、
大幅に増殖し、ガン細胞を攻撃し、カサブタ(瘢痕)化し、死滅させてゆく。

副作用のない“ルミンA”はガン予防・ガン再発・転移予防に最適な薬だろうと思うし、抗ガン剤の副作用を減らせる薬でもある。
代替医療として医療の現場で用いている医師もいらしゃいます。

上で取り上げられている論文はCiNii 論文 -  マクロファージ活性と癌線維化の病理 -シアニン系感光色素ルミンによる光化学的癌免疫療法-のようです。
ルミンAのガンに対する効果の説明は、この論文にだけ沿っているサイトがほとんどでした。
これまた怪しいなぁという印象です。

ルミンAの体験談

体験談はブログや掲示板に山ほどあり、ルミンAを飲んで効いた・効かなかったという話が数多くあります。
気になったのは溽瘡(じょうそう)いわゆる床ずれ対策にルミンAを飲むのではなく擦り込むという書き込みがありました
20年間 親の介護してるけど何か質問ある?【働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww】

溽瘡の予防をしてる?
体位交換とか大変だとおもうけど

>>103
体位交換ばかりしています だから腰がやられてます
じょくそうの予兆に気づくプロです
いざポッチを発見してもルミンAをすりつぶしてすりこめばもう大丈夫
でもポッチ発見すると残念 情けなくなる

とのこと、皮膚に擦り込むというのはこの書き込みしか見つけられませんでした。
血行が改善される、のかなぁ?